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こどもたちの命を守るゲートキーパーとなるために「ゲートキーパー研修会」

本校、中間考査の午後、新潟県ゲートキーパー協会代表の長谷川淳子様を講師にお迎えし、教職員対象のゲートキーパー研修を実施しました。

TALKの原則とは

自殺の実態や危険因子、追いつめられる心境、自殺直前のサインなどについてお話をおうかがいし、危険が高まったこどもたちと接する際に重要なTALKの原則についても確認しました。
すなわち、心配している気持ちを「Iメッセージ(私は…)」で伝える(Tell)、 「死にたい」という気持ちについて、率直に尋ねる(Ask)、絶望的な気持ちに傾聴、共感し、話してくれたことに感謝する(Listen)、安全を確保する(Keep safe)、のそれぞれの頭文字をあててのTALKです。

心理的安全性の作り方
解決策を明らかにするのではなく、一緒に考える

また、人間のメンタルを構成する3要素「思考」「感情」「行動」に着目して、「思考や行動について助言する前に、こどもとの信頼関係を作ってから感情に寄り添い、その思いを吐き出させること」や「思いを傾聴することは、こどもの思考を整理させ、自分自身の気持ちに気づかせ、思考や行動を変化させるきっかけになること」等お話をいただきました。こどもの悩みの原因探しをすることに重点を置いてしまいがちな私たち教職員に新たな気付きを与えていただく貴重な機会となりました。
研修での学びを活かし、こどもたちの気持ちに寄り添い、適切な支援を行っていけるよう努力していきたいと思います。