2学期が終わりました!
12月22日(金)は村松高等学校の2学期終業式でしたが、大雪のために交通機関の乱れがあり、登校できなかった生徒もいました。
終業式では、石山校長から、1年を振り返り、次の1年を迎える準備をするための2つの問いについての講話がありました。
よい冬休みを過ごし、3学期に元気な顔を見せてもらいたいと思います。
『校長講話』
学校は、4月はじまりの3月終わりですから、12月末というのは年度の途中ではあるのですが、世の中はクリスマス、年末年始とイベントが続いて、何だかそわそわと、心浮き立つ雰囲気があるように感じています。
〇 何事であっても、物事を順調に進めるコツはいくつかあります。切れのよい、さほど長くない期間を定めて、その中でスモールステップ、小さな目標を達成していく、という方法があります。だからこそ、昔から人は、1年の終わりには大掃除をして、身を清め、心を落ち着けて、その年を振り返り、新年を迎えて、また新しい目標を立ててきたのだと思っています。
〇 さて、皆さんも、せっかくの年末年始ですから、この1年を振り返り、成長できたこと、うまくいかなかったことを自分なりに整理して、次の1年を迎える準備をしてみてください。私から、振り返りのための問いを2つ挙げておきます。
〇 1つ目。この1年、自分を大切にしてきましたか。自分の心や体をいたわり、大切にしてきましたか。自分のふだんの行動は、自分自身の将来や進路を助け、よい影響を与えるものでしたか。自分の成長を促すような行動の選択ができていましたか。
〇 2つ目。皆さんは、家族や友人、先生方や知り合いなど、自分の周りの人を大切にしてきましたか。具体的には、傷つけたり、悲しませたりしてはいませんでしたか。人と接するとき、失礼な態度を取っていませんでしたか。言葉遣いや態度、行動を、相手の身になって考えてふるまうことができましたか。
〇 冬休みには、この2つのことをじっくり考え、自らを振り返り、その反省のもとに行動を具体化し、新しい目標を立ててみてください。
〇 社会、世の中が、人と人との関係で成り立っているものである以上、この2つの問いは、自分や自分以外の人たちが幸せになるためには、どうしても欠かせないことです。皆さんがこのことを意識して、一人ひとりがみんなと協力し行動できれば、その場所は間違いなく素晴らしい場所になります。
〇 学校も1つの社会です。それぞれが人を尊重し、また尊重される、誰にとっても居心地の良い学校をつくれるよう、お互いに心がけていきましょう。さて、3学期の始業式の日には、全員がまた元気な姿を見せてくれることを願っています。
それでは、よい冬休みを。
終わります。