命のバトンをつなぐ!救急法講習会を行いました!
1学年の生徒を対象に、新潟PUSHプロジェクト指導者の安藤祐樹様を講師にお迎えし、救急法講習会を実施しました。
倒れている人がいたら、安全の確認をし、倒れている人のもとに駆け寄り、反応の確認をし、大きな声で応援を呼びます。「119番とAEDお願いします!!」
自分の体で、胸の上がり下がりを確認し、それがなかったら普段通りの呼吸ではないことを学びました。次に心肺蘇生トレーニングキット「あっぱくん」を使って、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を体験しました。
胸骨圧迫は、1分間に100回から120回、約5センチの深さで、「つよく、はやく、たえまなく」とにかく押します。まずは、20秒行ってみました。正しく押せると「キュッ」と音がします。
最初は、音がでなかった生徒も、正しい姿勢や手の組み方、押し方を教えてもらい、上手に音が出るようになりました。
実際には、倒れた人が動いたり、AEDの指示があったり、救急車が到着したりするまで、胸骨圧迫をやりつづけなければなりません。救急車が到着するまでの時間は、平均で8、9分くらいといわれています。自分ひとりでは難しいので、友達と助け合って行う「交代」の練習もしました。協力して「つよく、はやく、たえまなく」胸骨圧迫を行い、脳と心臓に血液を送ります。
続いて、AEDの使い方についても学びました。自分の体でAEDのパッドを置く場所を確認してから、パッドのカードを「あっぱくん」の体に置きました。AEDは音声に従って対応すればよいことも学びました。
その後は、2人1組になって、倒れた人を発見したところから、救急隊が到着するまでの一連の流れを体験しました。
人が助かる確率は、胸骨圧迫をすることで2倍、AEDを使用することで2倍上がるということも学びました。
今回の救急法講習会では、心肺蘇生の中でもっとも重要な胸骨圧迫とAEDの使い方を学ぶ大変貴重な機会となりました。
その時は、いつやってくるかわかりません。大勢の人が胸骨圧迫とAEDの使い方を知っていることで、突然倒れた人の救命率を上げることができます。いざという時に少しの勇気をもって行動ができるよう、一度だけではなく、機会のあるごとに学び直したいと思います。
また、村松高校には、AEDが2台あります。いざという時にすぐに持ってこられるように、各自で設置場所を確認してもらいたいと思います。
◎体験を終えての生徒の感想を紹介します。
🌻いつ、どこで、誰が倒れるか分からないので、今日習ったことを参考にAEDを使ったり、心臓マッサージをしたりして、助けてあげたいと思ったし、もし倒れても人任せにせず、手伝ったりできることがあれば、自分から積極的に怖がらずにやりたいと思いました。
🌻心臓突然死が1年間で7万件もあるのはビックリしました。自分の身近な人、自分自身がそうなるかもしれないので、今回学んだ心肺蘇生法を生かしたいなと思いました。AEDはもっと難しいのかと思っていましたが、音声がちゃんと教えてくれるので使う勇気が持てました。大切な命を、この授業で学んだことを使って救えたらなと思います。この大事な授業を忘れずにいざという時に発揮できるよう覚えておきたいと思います。
🌻一番大切なのは自分の勇気だということが分かりました。
🌻1人の命がどれだけ大切なことか。自分の行動で1人の命が救える。そう考えると助けないわけにはいかないなと思えました。AEDを使うのは不安だけど、しっかり説明を聞いて使いたいです。そして、周囲にいる人たちにも助けを呼べる勇気も必要だなと感じました。
🌻突然、近くの人が倒れたら今回習ったことをすばやくやって、助けたいです。自信はあまりないけど、流れやAEDの使い方は学んだから勇気を振り絞ってがんばろうと思いました。