3学期が始まりました!
1月9日(火)に3学期の始業式を行いました。校長講話では、石山校長から次のような話がありました。
〇 皆さん、おはようございます。まずは、こうして久しぶりに皆さんが登校することができて、とてもうれしく思います。新年早々に大きな地震があり、家や建物に被害が出たり、地震の揺れで不安な気持ちになったりする人もいるかと思います。困ったことや悩みがあったら、気軽に先生に相談してください。スクールカウンセラーの先生ともお話しすることもできますので、積極的に活用してください。
〇 今回の地震に関連して、世の中では、SNSを使って偽の情報を拡散したり、架空の被害を訴えて救助活動を混乱させたり、人の善意を逆手にとって募金などの詐欺を働いたりといったことが行われているとの情報が報道等で紹介されています。人の弱みに付け込んで悪事を働くなど、人間として恥ずべきことであり、決して許されることではありません。危機に臨んでこそ、人の本性は顕れるものです。日頃から、善悪に関する正しい理解と行動を、心がけていきましょう。
〇 さて、話は変わりますが、皆さんもすでに知っているとおり、今年の干支は「辰年」(たつどし)です。「辰」とは竜のことですから、臥龍である村松高校の生徒にとっては、まさに主役の年と言えますね。
〇 「辰」(たつ)、すなわり龍にちなんだことわざや格言はいろいろありますが、皆さんは、いくつくらい知っているでしょうか。
例えば、「竜が雲を得る如し」という言葉があります。竜が雲を得て天に昇るように、英雄豪傑などが機に臨んで盛んに活躍するさま、と言う意味です。
また、「竜虎相搏つ」(りゅうこあいうつ)とは、すぐれた実力を持つ英雄や強豪同士が勝敗を争うことのたとえとして使われます。
〇 辰年の「たつ」の字は、サイコロを振る、の振るという漢字の右側といえばいいでしょうか、手へんを取り払った、つくりの方です。この「たつ」と言う字は今ほど言ったように「龍」を意味しますが、一方、中国の昔の歴史書では、「自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる」状態を表す言葉でもあります。活力をもって躍動する龍に、この「辰」(たつ)の字があてられているのも、わかる気がしますね。
〇 というわけで、臥龍である村松高校の生徒の皆さんにとっては、縁起のいい年ですし、皆さんがますます成長し、活力がみなぎる年に、また、努力が報われ、大きな成長を遂げる格好の年になりそうです。
〇 新しい1年が、生徒の皆さんにとって、実りある充実した年になるように願って、新年最初のお話とします。
今年も、一緒にがんばりましょう。